歴史と文化に育まれ、自然に恵まれた足利市。私のお薦めの名所をご紹介いたします。


■足利学校

足利学校

平安時代初期、もしくは鎌倉時代に設立されたと伝えられる高等教育機関で、室町~戦国時代にかけての関東での最高学府。


16世紀の初頭には生徒は3千人にものぼり、フランシスコ・ザビエルにより「日本国中最も大にして最も有名な坂東の大学」と世界に紹介された「日本最古の学校」で、足利のみならず日本が世界に誇る文化遺産であります。


現在は、当時の趣そのままに学徒の姿をイメージしながら見学できるように江戸時代の姿を忠実に復元して公開されています。 ▶ 公式サイト

フランシスコ・ザビエル [1506~1552年]
日本に初めてキリスト教を伝えたスペインの宣教師。イエズス会の創設メンバーの1人。



■栗田美術館

栗田美術館

陶磁器専門の美術館は全国各地に多々ありますが、栗田美術館は、江戸時代(1603~1867年)に、肥前鍋島藩で生産された伊萬里、鍋島のみを1万点あまり収蔵する世界最大級の陶磁美術館です。


3万坪の広大な敷地に、本館のほかに歴史館、無名陶工祈念聖堂、陶磁会館と4つの展示施設があり、芸術価値の高い展示品もさることながら、それぞれの建物の造形や庭園もまさに一見の価値のある施設です。
所蔵の伊萬里、鍋島を目当てに日本全国のにみならず、世界各地からも多くの方が訪れています。 ▶ 公式サイト

伊萬里(いまり)
日本で初めて生産された磁器で、1610年頃に肥前鍋島藩(現在の佐賀県有田町)やその近郊の窯で誕生し、積み出し港の伊万里港から伊万里焼と呼ばれ、現在では、主に有田焼といわれています。
中国磁器の生産が衰退した17世紀から、オランダ東インド会社を通じてヨーロッパにも輸出され、柿右衛門様式や金襴手様式の華麗な色絵磁器が完成し、国内外で広く知られるようになりました。

鍋島(なべしま)
鍋島藩の藩直営の窯で特別に生産された高級磁器のことで、主に藩主の所用品や将軍家・諸大名への贈答品として焼造したもので、日本の磁器の最高峰に位置づけられています。
正確な時期や事情については、藩の公式記録が残っておらず、伝承によると17世紀に有田の岩谷川内の窯で創始されたといわれています。



■あしかがフラワーパーク

あしかがフラワーパーク

敷地面積82,000平方メートル(東京ドーム約7個分)の園内には、枝の広さが500畳にも及ぶ樹齢140年の日本一の大藤、世界でも珍しい八重の大藤棚、長さ80mの白藤や黄花藤のトンネルなど見応えのある藤が180本以上。


藤だけではなく、樹齢80年以上経過したの久留米つつじが1500本、一年を8つの花の季節に分け、チューリップ、バラ、紫陽花、花菖蒲、すいれんなど四季折々の様々な花を楽しむことができる施設です。
また毎年、ゴールデンウィークには「大藤まつり」、冬には園内がイルミネーションで飾られ、全国から多くの方々が訪れています。 ▶ 公式サイト



■草雲美術館

草雲美術館

足利市ゆかりの文人画家で、「富嶽図(ふがくず)」、「蓬莱山図(ほうらいさんず)」などで知られている幕末の画家である田崎草雲の代表的な絵画をはじめ書籍、遺品などを収蔵、保存し一般に公開している美術館です。


建物は、足利公園内の草雲が画室としても使用していた「白石山房(はくせきさんぼう)」の門内にあり、茅葺の旧宅、茶室などが併設されています。
館内の展示は、美術館所蔵品を中心に、2ヶ月に1度展示替えが行われ、草雲の作品を中心に紹介されています。


小さな美術館ですが、落ち着いた雰囲気の良い美術館です。 ▶ 公式サイト

田崎草雲(たざきそううん)
1815年 江戸小川町(現在の千代田区)足利藩に生まれ、幼少より絵に長じ、谷文晁、渡辺崋山に学び、嘉永6(1853)年から足利藩のお抱え絵師に。
幕末は練武館の建設、誠心隊の組織。明治維新後、万博や内国勧業博覧会で高賞を受賞。
明治11(1878)年、蓮岱寺山(現足利公園内)に草庵の白石山房を建て、隠居的生活を送りながら制作を。 明治23(1890)年、皇居の「杉戸図」を描き、帝室技芸員を拝命。 明治31(1898)年、死去。墓は足利の西宮長林寺。